2012年12月12日水曜日

九州内原発停止1周年!12月25日(火)九電本店前抗議は1時間拡大版!

来たる12月25日(火)は、全国に先駆けて九州内の原発が全停止して1周年です。
この日は、いつもより1時間開始時間を早めて18時〜21時の3時間の拡大版で抗議いたします。
夜遅く、なかなか参加出来なかった方々、夕方、少しの時間でもかまいませんので、是非お立ち寄りください。


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原発停止1周年 拡大版! 【12.25 福岡九電本店前 原発反対・再稼働反対抗議】12月25日 火曜 18:00~21:00
場所:九州電力本店前
福岡市中央区渡辺通2-1-82
バス : JR博多駅前Aバス停より乗車 渡辺通1丁目降車すぐ
天神大丸前(4)バス停より乗車 渡辺通1丁目降車すぐ
地下鉄: 福岡市営地下鉄七隈線渡辺通駅降車すぐ

呼びかけ:TwitNoNukes九州
荒天時は中止することもあります。
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呼びかけ

2011年12月25日全国に先駆け
九州は全ての原発が停まりました。

この一年原発が発電をしていないことが要因で電力は不足することはなく、計画停電は行われませんでした。 原発がなくても電気は足りています。 しかしながら依然として九州電力は原発は重要な電源であるとし、原発を推進していく方針を変えることがありません。

福島第一原発事故によって多くのかたが、避難をされている状況はいまなお続いています。福島第一原発周辺の市町村16万人のかたが土地や家を追われ、戻ることが出来ないままです。 原発とは事故を起こせば、かけがえのない日常を変えてしまうことの出来るものです。

この事から九州電力は原発による発電を見直し顧客の生活を脅かさない=安全な日常を守る義務があることを一番に考えなければなりません。 ですが、九州電力元会長・現九州経済連合会長である松尾新吾氏は朝日新聞(9/25付)のインタビューにて『原発比率7割8割にすべき』と述べ、太陽光や風力は豊富でも良質でもないとし、原発以外の新しいエネルギー源への否定をおこなっています。 原発に依存してきた経営を反省することなく、原発を推進していく九州電力の企業としての姿勢を見せています。

先頃九州電力は原発6基(玄海原発1~4号機・川内原発1~2号機)のうち4機程度を来年4月以降には再稼働させるとしました。福島第一原発事故後、玄海原発・川内原発は重大な事故が起きた際に指揮所となる重要免震棟がないことが指摘されており、九州電力は今年11月になって両原発の免震棟の建設を始め2015年運用開始を目指しています。しかし原子力規制委員会のもとで新しい安全基準が策定されるまで再稼働は出来ないのです。安全基準は来年7月を目処に現在作成中です。
九州電力がこの無理矢理ともいえる再稼働を急ぐ理由はこのまま原発が停止し続ければ、九州電力という企業が大赤字だからに過ぎません。 九州電力は原発の再稼働が出来ず火力発電の燃料費が高騰したぶんの値上げを来年4月にも8·7%でしたいと国に申請しています。

この一年で火力発電所の燃料費がかさみ本年度の9月中間決済では純損失が1495億円になりました。 しかし、九州電力は赤字の原因になった火力発電の燃料費を小さく押さえる為の努力はしていないのです。 このことは総括原価方式に原発をはじめとした経営全体が甘えて来たことが背景としてあります。総括原価方式とは公益性を持った料金には多くみられ、必要な原価に企業報酬という一定の利潤(支払いコスト等含む)を上乗せすることができ安定経営が出来る仕組みです。このため九州電力は莫大な建設費用が掛かる原発を建て続け、原発による発電が39%という原発に依存した企業体質となりました。原価として電気料金に含まれるなかにはその他にも社員の給料、電気ビル、九州各地に存在する保養施設、その維持費、プロリーグ並みの費用をかけた企業規模に見あわないラグビー部の費用等々が10%含まれます。

電力会社は長い間地域独占体制が続いてきました。電力会社は各地域に一社しかなく、九州では九州電力一社のみが発電と送電を行うことが出来ます。 競合他社がなく電力市場での競争が起きないこと。この事が総括原価原価方式とあいまって直接原価としては認めることが難しいものまでも原価として含んでしまうような不透明な経営の温床にもなっています。電力市場が開放されることによって競争が起き、経営の効率化を電力会社は行う必要性が生まれます。このことは経営の透明さにも繋がり、顧客にとっても電力料金に含まれる原価・料金が適切なものであるか知ることが出来ます。また、既存の電気会社だけではなく新規参入をした電気会社からニーズに合った電力を選ぶこと出来るようになります。その為には電力会社が独占的立場を降り、電力事業(発電)と送電事業を分け、送電網を他社に開放すること(一定の料金で貸す等)が必要です。しかしながら電力会社は発送電分離を行いたくないため、電力の安定供給を損ないかねないとし長い間反対してきました。

また九州電力の持つ玄海原発1号機は原子炉の脆さを測る脆性遷移温度が予測を越えて高く98度となっており、原子炉が非常に壊れやすくなっています。1975年に建設された1号機はもうすぐ運用開始から37年を迎え原発の使用期限(35~40年)としては限界です。玄海原発は使用済み燃料プールの貯蔵率が8割を越えており再稼働が出来たとしても3年程度で満杯になり原発を動かせなくなる可能性があります。貯蔵量を増やす為の原子力安全保安院から原子力規制委員会に代わり申請は宙に浮いたままです。原子力規制委員会長が先頃述べた言によれば乾式キャスクを推奨したいとの考えもあり、乾式キャスクを建設した東海第二原発を先例に考えると申請から建設までに7年かかっています。電力会社が使用済み核燃料棒の一部を送り続けた青森県六ヶ所村にある再処理工場は、使用済み核燃料棒を再処理する技術が確率されないまま10年年月が経ち併設されている貯蔵庫は貯蔵率97%を越えています。近い将来九電の持つ原発の過半数である玄海原発が数年単位で動かせなくなる日は、ここで再稼働をしたとしてもやって来ます。

原発を諦めて、変われ。
企業として経営の努力をすべきだと顧客の意思を示さなければ、私たちの日常は九州電力の利益の為に利用されてしまいます。原発に依存してきた企業体質を脱却し透明性を増すこと、顧客の安全な生活を脅かさないことこそが九州電力に求められることです。

原発はもう要らないんです。
いまこそ声をあげましょう。



【ご参加の方々へお願い】

●九電に対して原発はいらない、再稼働はやめて欲しいという主旨の抗議ですでの、原発反原発・脱原発というテーマと関係のない特定の団体や政治的テーマに関する旗やのぼり、プラカードはなるべくご遠慮ください。

●九電に対してスピーチをされたい方は、スタッフにお声かけください。他にスピーチされたい方にもご配慮いただき、原則3分以内でお願いいたします。また反原発・脱原発と関係のない内容や参加者向け、組織・団体のアピールなどはご遠慮下さい。

●スピーチ以外で参加者に向けてデモの告知などされたい場合は、抗議終了後に時間をもうけます。その際にお願いいたします。抗議中のビラ配りなども歩行者の通行の妨げになりますので、抗議後にお願いいたします。

●歩道で行なわれる抗議です。歩行者の方々の妨げになる行為はご遠慮ください。また今回の抗議は警察に道路使用の許可をとっています。警察官がいるかと思いますが、基本は交通整理をするものだとご理解ください。

●お子様連れの参加者の方は、歩道上、自転車など往来の多い場所ですので、手をつなぐなど、お子様の安全を確保してください。

●異なる意見をお持ちの方も現場に来られる可能性があります。挑発行為などにはけしてのらず、原発反対の姿勢を毅然と九電に対してアピールしましょう。何か困ったことがありましたら、スタッフにお声を掛けて下さい。

●飲酒・泥酔されている方の参加をお断りする場合もございます。ご了承ください。

●大雨や荒天の場合、また放射性物質や福島原発をはじめ原発の状況などによっては、
中止することがあります。ご了承ください。また、雨天の場合は、カッパを
ご用意いただくなど、傘のご使用はご遠慮ください。


色々ご注意をお話しましたが、ご理解いただいた上で、がんばりましょう!原発はいらない!再稼働反対!一緒に声をあげましょう!(声出すの苦手でしたら、立っているだけでもかまいません)途中参加も歓迎します。


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